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自転車みたいに乗馬する


蓼科乗馬ファームでは馬を自転車のように乗りこなして外乗を楽しもうと考えています。自転車は乗れるようになるとその後は安定して走行できます。今日は上手く乗れたなあとか、昨日の方が良かったなあなどバランスについては変わることがなくなります。乗馬にも同じことが言えます。お尻が安定したり、しなかったりと言う方は本当のバランスが解っていない方です。自転車のように一度バランスが解るといつも安定して乗ることができます。馬によって反動が違ったり、同じ馬でも速足と駈足の違いであったり、その時々のバランスが必要なのです。どのパターンの動きにもバランスを取り続けられるように練習したいものですが、前回お話ししたようにバランスを失っても馬は倒れないのでなかなかバランスが解るまで練習することはないみたいです。当方に来られる皆さんのほとんどがバランス良く乗ることができません。どのように体を使ってバランスを取るのか具体的に説明するのは難しいのですが、馬にしがみつかないで馬と同じ動きになると言えばよいのでしょうか。バランスが取れているかいないかはお尻が鞍から離れていないか、頭や腕が動いていないかが目安になります。バランスが取れていないとお尻は鞍にはね飛ばされ、頭や腕は馬の動きに振り回されることになります。もっと目に見えるようにするには、水を入れたカップを持って水をこぼさないように乗ってみたり、スプーンにゴルフボールなどをのせて落とさないように乗るなどの練習が良いと思います。当方ではネットで取り寄せた練習用のスプーンとボール(アメリカでは卵をのせてエッグ アンド スプーンと呼ばれています)を使って練習しています。YouTubeなどでEgg and Spoonで検索して下さい。楽しい動画が見ることができますよ。カウボーイたちは馬上から投げ縄で牛を捕まえるなどいろいろな作業をするためにバランスは必須なのです。日本でも神事の流鏑馬などは手綱も持たず狙いを定めて的を射るのですからバランスが取れないようでは成り立ちません。競馬のジョッキーも激しく動く競走馬にしがみつけば降り飛ばされてしまうでしょう。バランスが取れているから手足が自由に使えます。乗り手がバランスが取れていると馬も動きやすくなります。バランスが取れているか、いないのかそれが問題です。自転車だったら倒れてしまうか、倒れないのかということです。自転車に乗れるようになると次に立って漕いだり、ハンドルから手を離したりとトライします。乗れない人には立ったり、手を離したりなんて夢のようなことでしょう。ところが乗馬ではバランスを修得しないまま次のステップへと進むみたいです。難しいと思います。どうしてそうなってしまうのでしょうか。しっかりとバランスが取れるように練習しましょう。
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